分散型取引所(DEX)edgeX(エッジエックス)の現物取引市場(ベータ版)において25日、公式ミームコイン「MARU」が正式に上場した。MARUは日本時間午前11時に独占上場され、取引開始直後から強い買い圧力が流入。初 […]分散型取引所(DEX)edgeX(エッジエックス)の現物取引市場(ベータ版)において25日、公式ミームコイン「MARU」が正式に上場した。MARUは日本時間午前11時に独占上場され、取引開始直後から強い買い圧力が流入。初 […]

edgeX公式ミームコイン「MARU」、上場直後に36倍急騰──取引量720万ドル突破

分散型取引所(DEX)edgeX(エッジエックス)の現物取引市場(ベータ版)において25日、公式ミームコイン「MARU」が正式に上場した。MARUは日本時間午前11時に独占上場され、取引開始直後から強い買い圧力が流入。初値付近の約0.001ドルから急騰し、約1分で0.036ドルまで到達した。上昇率はおよそ36倍に達し、取引量がすでに720万ドルを超えるなど、エコシステム内外で大きな注目を集めている。

出典:EdgeX

0.026ドル前後で推移、取引開始後の変動率2,400%超

MARUは、edgeXのマスコットであるアザラシをモチーフにした公式ミームコインだ。総供給量が100億枚に固定されたMARUは、全体の70%がエアドロップやエコシステム向けのインセンティブとして割り当てられ、20%が流動性プール、残る10%がコア貢献者に配分される設計となっている。

エコシステムユーザーを対象にしたエアドロップ、Xを活用した「クリエイターキャンペーン」など、MARUはこれまで複数のタイミングでユーザーに対して配布が実施されてきた。今回の現物取引市場上場により、エアドロップ獲得ユーザーはMARUをステーブルコインに変換して収益を確定させることができる。

今回、上場タイミングがクリスマスと重なった点は、市場の注目を一気に集めたようだ。ホリデーシーズンで市場全体の動きが鈍る中、edgeXでの独占上場が流動性を集中させ、コミュニティの熱量が急速に拡散したとみられる。

公式が投稿した「To the moon, together with the 99%」というスローガンが示すように、日常的なトレーダー層を意識したメッセージ性が共感を呼び、取り残されることへの不安心理が価格上昇を後押しした可能性がある。

一方、MARUにはミームコイン特有の高い価格変動性も顕著だ。上場直後の急騰後には一時的な調整局面が見られ、現在は0.0259ドル前後で推移している。それでも取引開始後の変動率は2,400%を超えており、短期的な投機色の強さは否めない。

今回のMARU上場は、edgeXの現物市場拡大とコミュニティ主導の盛り上がりを象徴する事例となった。季節要因と独占上場のタイミングが重なった今回の動きは、分散型金融(DeFi)市場におけるミームコインの存在感を改めて印象付ける結果になったと言えるだろう。

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