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ケヴィン・オレアリー氏、ビットコインの量子問題に警鐘

2026/02/17 15:00
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カナダの実業家で「Shark Tank」投資家のケビン・オレアリー氏が17日、量子コンピュータへの懸念が、機関投資家によるビットコイン(BTC)への投資割合拡大を妨げていると述べ、話題となっている。

この最新の発言は、専門家らが量子コンピュータのリスクが既に表面化し始めていると警鐘を鳴らし続けている中で出されたもの。ただし、その影響は多くの人が予想していた形とは異なる模様。

量子リスクが機関のビットコイン投資拡大を阻害とオレアリー氏警告

オレアリー氏は、量子コンピュータを「いま新たに浮上した懸念事項」と表現した。同氏によれば、強力な量子システムが最終的にブロックチェーンの暗号技術を突破するという理論的リスクだけで、大口投資家が慎重姿勢を維持するには十分だという。

差し迫った脅威だと示唆することはしなかったものの、オレアリー氏は、その可能性が現在の資本配分判断に影響を与えていると述べた。同氏の見解では、業界が量子の脆弱性に対する明確かつ信頼できる解決策を提示するまでは、機関投資家によるビットコインへの投資比率が3%を大きく超えて進展することは見込めない。

同氏のコメントは、機関投資家が現在量子リスクを十分に重大なものと捉え、防御的なポジションを正当化していることを示唆している。一方で、より深刻に受け止める向きもある模様。

ジェフリーズのグローバル株式戦略責任者クリストファー・ウッド氏は、量子コンピュータへの懸念を理由に、自身のモデルポートフォリオからビットコインへの10%の割り当てを削除した。

ウッド氏は、同分野の進展がビットコインの価値保存手段としての妥当性を弱める可能性があると主張。特に、年金型の長期投資家にとってこの懸念は大きい。一部のアナリストは、量子コンピュータへの恐怖の拡大がビットコインの評価に影響を与え始めているとの見方を示す。

ウィリー・ウー氏は、量子への懸念が、ビットコインが金に対して12年間続いたアウトパフォーム傾向を崩した要因の一つとなった可能性を示唆した。カプリオール・インベストメンツ創業者チャールズ・エドワーズ氏も同様の見解を示す。

同氏によれば、ビットコインがピークを付けた時期に量子コンピュータへの関心が高まり、投資家がリスク回避姿勢を強めたことが、その後の価格下落の一因となったという。

開発者がBIP360をビットコイン将来案として推進

懸念が高まる中、ビットコイン開発者は先週、ビットコイン改善提案360(BIP 360)を公式BIP GitHubリポジトリにマージするという手続き上の節目をクリアした。

これにより、この提案は正式に一覧に掲載され、将来的なビットコインアップデートの選択肢として検討可能となった。ただし、現時点で承認や実装予定はない。

BIP-360は、Pay-to-Merkle-Root(P2MR)と呼ばれる新たな出力形式を提案。これは、タップルートのキーパス支出を廃止することで公開鍵の長期的な露出を減らすもの。

P2PKなど従来形式は公開鍵を直接露出させ、P2TRも公開鍵にコミットし、キーパス支出時に公開されることで、将来の量子攻撃に対する脆弱性が生じるリスクがある。P2MRはスクリプトのみ設計で、支出時にスクリプト開示が必要になるまで公開鍵はオンチェーンに載らないため、公開鍵露出を減少できる。

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