使う場所を選ばないコンパクトさが魅力のモバイルプリンター。ミニプリンターとも呼ばれ、外出先で印刷できるのはもちろん、プリンターを置けるスペースがない人にもおすすめです。しかし、いざ選ぶとなると実際に持ち運べるサイズなのか、スマホやPCからの印刷は簡単なのかなど、わからないことがたくさんありますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のモバイルプリンター6商品を集め、5個のポイントで比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめのモバイルプリンターをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなモバイルプリンターは「荷物にならず、簡単に使えるプリンター」。ぜひ購入の際の参考にしてください。
今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のモバイルプリンター6商品を集め、検証を実施。どれが最も優れた商品かを決定しました。なお、mybestでは本体が小さくて持ち運びやすく、印刷性能が高いものを優れたモバイルプリンターと定義しています。具体的な検証内容は以下のとおりです。検証①:使いやすさ検証②:機能性検証③:印刷のきれいさ検証④:持ち運びやすさ検証⑤:印刷スピード
おすすめスコア:4.43(2026/01/21時点)
最安価格:27,280円(2026/01/21時点)
高い印刷性能と自宅でも邪魔にならないコンパクトさが魅力!
スキャナーやPCなどの情報関連機器を手掛ける、エプソン販売のモバイルプリンター「PX-S06」。印刷方法にはインクジェット式を採用しており、カラー印刷に対応しています。5GHz帯のWi-Fiに対応しているので、スマホや電子レンジのような2.4GHz帯の影響を受けることなく使えます。本体のサイズはほかのインクジェット式のものよりひと回り小さく比較的コンパクトです。使わないときにはデスクの引き出しや本棚に収納しておけます。AirPrintに対応しているほか、スマホ用のアプリもあるのでiPhone以外のスマホからでも簡単に印刷可能。Wi-Fiダイレクトにも対応しているので、Wi-Fi環境がない場所でも無線での印刷ができます。印刷のスピードは1枚あたり約25秒とやや時間がかかりましたが、用紙トレーがあるうえ、複数枚の印刷でも自動で紙送りができ、印刷の速度は気にならないでしょう。印刷の性能も十分で、A4用紙に印刷した5ptの文字もくっきりとしていて読みやすいです。写真もカラーでも白黒でも濃淡をしっかり表現できていて、かなり鮮やかでした。自宅用プリンターとしては省スペースで、印刷性能は十分。インクジェット式としてはコンパクトなので、外での印刷も可能なベストバイモバイルプリンターです。
おすすめスコア:4.35(2026/01/21時点)
最安価格:25,245円(2026/01/21時点)
印字性能はトップクラス。接続方法が豊富な1台
日本を代表する精密機器メーカー、キヤノンの「TR153」はカラー印刷が可能なインクジェット式のモバイルプリンター。「5色ハイブリッド」インクを採用したことで、文字はくっきり、写真は鮮明に印刷できると謳っています。本体は約2kgで、外出先へ持ち運ぶには少々重く、サイズも大きめ。しかし、端末との接続方法はWi-Fiダイレクト・AirPrintに加えて、スマホアプリに対応しており、手軽に印刷できるのが魅力です。ただし、バッテリーは別売りなので外出先での使用を考えている人は注意しましょう。印刷のきれいさの検証では、3ptの非常に小さな文字もつぶれることなく印刷できていました。A4に挿絵サイズの写真を印刷しても縦に線が入ったりかすれたりせず、家庭用のプリンターとして申し分ない印刷性能といえます。印刷のスピードは1枚あたり約18秒で、印刷までやや待たされている感覚がありました。本体にはディスプレイが搭載されており、画面を見ながら設定可能。プリンターをはじめて購入した人でもわかりやすいでしょう。また、用紙トレーも備え付けてあるので、最大50枚まで給紙可能です。
おすすめスコア:4.32(2026/01/21時点)
最安価格:88,173円(2026/01/21時点)
折りたたみ傘サイズながら、接続方法が豊富で印字性能が良好
カメラ・ビデオをはじめとする映像機器や、プリンター・半導体など幅広く精密機器の製造・販売を行っているキヤノンの「BP-F400」。印刷は感熱紙を用いて行うので白黒のみの印刷で、小型・軽量を謳っているモバイルプリンターです。文字はややにじんでいる箇所がありましたが、3ptのかなり細かい文字を印刷しなければ気にならない程度。A4用紙で10ptほどの文字の文書を印刷するには十分な性能でした。写真はややざらっとしていますが、十分きれいで見やすいと感じました。Wi-FiダイレクトとAirPrintに対応しているので、ネットワークがない外出先やiPhone・iPadからの印刷も可能。また、Androidスマホからでも、専用のアプリ「Canon BP Print Service」を使っての印刷ができます。印刷スピードはかなり遅く、1枚あたり約29秒でした。また、給紙トレーはないので複数枚印刷する際には、用紙を1枚ずつ印刷が終わるたびにセットする必要があります。折りたたみ傘サイズのコンパクトさで、印字性能も良好な感熱式プリンター。荷物にならないうえ接続もしやすいので、外出先で文書印刷をすることが多い人におすすめな1台です。
おすすめスコア:4.17(2026/01/21時点)
最安価格:29,800円(2026/01/21時点)
大きめのサイズだが、印刷の質は家庭用プリンターにも匹敵
PCとやプリンターなどの製造・販売を行う日本のコンピュータ関連企業、HPの「HP OfficeJet 250 Mobile AiO」。スキャン機能も備えた複合機プリンターで、4色のインクを使ったカラー印刷も可能です。印刷のきれいさは全商品中トップで、家庭用プリンターにも引けを取らないレベルの美しさでした。A4用紙に印刷した文字は3ptまでくっきりとしていて、濃淡も忠実に再現。写真は白黒でも犬の毛並みや果物のツヤがわかるほど繊細で、印刷性能は申し分ありません。一方で、モバイルプリンターとしてはサイズが大きめで、重量も約3kgと持ち運びには不向き。一般的なプリンターに比べれば小さいものの、デスクの省スペース化を図りたい人にはあまりおすすめとはいえません。機器との接続方法は豊富で、AirPrint・WI-Fiダイレクトに対応。また、アプリでの印刷が可能なため、スマホ・PCのどちらからでも簡単に印刷できます。印刷のスピードは非常に速く1枚あたり約9秒でした。給紙トレーもついているので、大量に印刷する際にも用紙をセットしておけば自動で紙送りができます。本体の操作はタッチパネルでできるので、直感的に操作できるでしょう。モバイルプリンターとしては大型ですが、印刷のきれいさを求めるなら最もおすすめの商品です。
おすすめスコア:3.9(2026/01/21時点)
最安価格:67,613円(2026/01/21時点)
約500gで折りたたみ傘サイズ。ただしUSBの有線接続のみ
プリンターやスキャナーを製造・販売している日本の電機メーカー、ブラザー工業の「 PJ-823」。感熱式のモバイルプリンターで、従来のものよりも印刷スピードが向上し、1分間に13枚の印刷ができると謳っています。重さ約500gと折りたたみみ傘サイズのコンパクトさがこの商品の1番の魅力で、バッテリーも搭載。しかし、Wi-Fi接続には対応しておらず、端末と接続するにはUSBケーブルが必須です。本体は持ち歩きやすいですが、接続には手間がかかり、重要な部分が抜けている印象です。文字の印刷は比較的きれいで、輪郭がくっきりしていて細かいグラデーションも表現できていました。一方、写真の印刷では、明度が低い部分は真っ黒になり、何が印刷されているのか視認するのも困難。写真や絵の印刷には不向きといえます。印刷スピードは非常に早く、1枚あたり約9秒。給紙トレーがないので、1枚ずつ手で紙をセットする必要があるので、資料を複数枚印刷することが多い人には不向きです。
おすすめスコア:3.72(2026/01/21時点)
最安価格:19,990円(2026/01/21時点)
インクリボンによって、普通紙で印刷可能。印刷の精度は低め
東京都港区に本社を置くHRPTのワイヤレスポータブルプリンター「MT800」。内部にインクリボンをセットすることで、普通紙での印刷が可能な商品です。本体は約800gと比較的軽量なうえ、コンパクトで持ち運びしやすいサイズでした。一方で、印刷の精度はやや低く、文字の濃淡の情報は失われて、全体的にかすれが目立ちました。写真の印刷では真っ黒になり、印刷された写真の詳細はほとんどわかりませんでした。Wi-FiダイレクトやBluetoothには非対応で、PCと接続する際にはUSBケーブルが必要。アプリには対応しているため、スマホからの印刷は簡単でしたが利便性に欠けており、使いやすいとは感じられませんでした。印刷スピードは1枚あたり約25秒とかなり遅い印象。印刷中は紙詰まりが多く、20枚印刷すると1回は詰まってしまうほど。定期的に紙詰まりをなおす必要があり、使用が面倒に感じてしまう場合もあるでしょう。
おすすめスコア:(2026/01/21時点)
最安価格:46,300円(2026/01/21時点)
監修者:野村暁(たろっさ)(家電販売員/アドバイザー)
ガイド:田口朱凜(元PC販売員/マイベストPC周辺機器担当)
※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。


