ヘイズ氏、FRB政策を背景にBTC急騰を予測 仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者であるアーサー・ヘイズ氏は2025年12月20日、ビットコイン(BTC)価格が2026年3月までに20万ドル(約3,150万円)に達する […]ヘイズ氏、FRB政策を背景にBTC急騰を予測 仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者であるアーサー・ヘイズ氏は2025年12月20日、ビットコイン(BTC)価格が2026年3月までに20万ドル(約3,150万円)に達する […]

ビットコイン、FRBの流動性供給で「2026年3月に20万ドル到達」か|アーサー・ヘイズ氏予想

ヘイズ氏、FRB政策を背景にBTC急騰を予測

仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者であるアーサー・ヘイズ氏は2025年12月20日、ビットコイン(BTC)価格が2026年3月までに20万ドル(約3,150万円)に達する可能性があると見解を示しました。

同氏は自身のブログ記事で、FRB(米連邦準備制度理事会)の新たな資金供給策「リザーブ・マネジメント・パーチェス(RMP)」を事実上の量的緩和(QE)と位置付け、この政策がビットコイン価格を押し上げると述べています。

こうしたFRBの資金供給策を背景に、同氏はビットコイン価格が2025年末まで8万~10万ドル(約1,260万~1,575万円)で横ばい推移した後、2026年3月頃までに20万ドルに急騰するとの予想を示しています。

またヘイズ氏は、ピーク到達後には下落に転じても12万4,000ドル(約1,950万円)以上で下げ止まり、底値を切り上げる可能性も示唆しています。

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RMPを「QE以上の資金供給」と指摘

ヘイズ氏のブログ記事「Love Language」では、FRBが最近導入を決定したRMPが、従来のQEと実質的に同じ資金供給策であるとの見解が示されています。

FRBが短期国債(Tビル)を買い入れて市場に巨額の資金を投入するこのプログラムについて、同氏は「名称こそ違えどQEと変わらない効果をもたらす」と述べています。

さらに同氏は、RMPには終了時期や月次の買入額上限が定められていないため、FRBが無制限に資金供給できると強調しました。

同氏はこれを「QE以上の無制限なマネー印刷」に等しいと批判しています。一方、FRBは12月のFOMC会合で、翌2026年4月頃まで月額約400億ドル(約6兆3,000億円)のRMP実施を決定しました。

ヘイズ氏は、こうした流動性供給策が継続すれば投資家心理が改善し、ビットコインなどリスク資産の価格上昇につながると指摘しています。

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ヘイズ氏は、こうした流動性環境を前提に、ビットコイン価格の具体的な見通しについても言及しています。

同氏によれば、2025年末までは「RMPの効果はQEより小さい」との見方や翌2026年4月のRMP終了懸念もあり、ビットコイン価格は8万~10万ドルのレンジで概ね横ばい推移するとしています。

2026年に入るとビットコインが急騰局面に入り、まず過去最高値だった12万4,000ドルを上抜け、その勢いのまま2026年3月までに20万ドルに達するとの見解を示しました。

さらにヘイズ氏は、ビットコインが2026年3月にピークに達した後に下落へ転じても、12万4,000ドルを下回らない水準で底堅さを保つとの見通しも示しています。

同氏は、過去の最高値を上回る水準で推移する可能性を示しつつ、流動性相場の下ではビットコインが高い下値支持力を備えると強調しました。

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史上最高値後に揺れた2025年のビットコイン相場

2025年のビットコイン市場では、10月初旬に史上最高値12万6,000ドル(約1,980万円)を記録した直後、米国の追加関税発表を受けて急落し、その後も11月まで下落基調が続くなど、価格変動の大きい局面が続きました。

12月中旬にはビットコイン価格が一時8万5,000ドル(約1,350万円)を割り込みましたが、その後は約8万8,000ドル(約1,390万円)前後で推移しています。

FRBの利下げとRMP開始決定を受け、投資家心理はやや改善しており、市場ではビットコインの底打ち期待が広がる中、2026年にかけて強気相場に転じるとの見方も出ています。

ヘイズ氏の予測する「2026年3月までに20万ドル」という強気シナリオが現実となるか、今後数ヶ月のマクロ経済動向に市場関係者の注目が集まっています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.50 円)

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Source:アーサー・ヘイズ氏ブログ
サムネイル:AIによる生成画像

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