クックパッド株式会社は12月10日、「物価高と年末年始の食費に関する実態調査」を実施したと発表しました。昨年から食費が増えたと回答した人は83.9%に上る一方で、年末年始(12月31日~1月3日)の食費予算帯はほぼ横ばいです。それでも約5人に1人(21.1%)がカニを諦める予定であることが判明しました。
年末年始の食費予算帯として「1万円以上~2万円未満」と回答した人の割合は、2025年は56.64%、2026年は57.04%とほぼ横ばいです。物価高の影響を受けながらも、多くの人々が年末年始における食費予算を削減せず、一定の水準を維持したい傾向が見られます。
約5人に1人(21.1%)がカニを諦める予定で、いくら(18.3%)、数の子(12.1%)といった豪華食材の購入を見直す動きが広がっています。おせち料理の品目数も、15.2%が「減る」予定と回答しており、栗きんとんや黒豆といった手間がかかり高価なメニューから削減が進んでいます。
クックパッドの検索データからも、カニ、いくら、数の子といった豪華食材の検索が昨年比で減少していることが確認されており、予算削減の傾向と一致しています。
年末年始の料理で知りたいレシピのニーズとしては、「短時間で作れるクリスマス料理」(26.7%)、「年末年始の作り置きレシピ」(24.3%)、「予算を抑えても豪華に見えるクリスマス料理」(22.4%)が上位に挙がっています。また「子どもが喜ぶ年末年始料理」(20.6%)、「短時間で作れるおせち料理」(19.1%)、「予算を抑えても豪華に見えるおせち料理」(16.0%)といったニーズも高く、限られた予算の中で満足度を最大化しようとする意識が見られます。
フレッシュバジルより安くて手に入りやすいほうれん草パスタでソースを作り、簡単でおしゃれなクリスマスツリーに仕上げるレシピです。彩りも良く、クリスマスパーティーにもぴったりです。
鶏むね肉2枚と玉ねぎ、厚揚げ豆腐、ちくわを使って栄養たっぷりのクリスマスチキンが30個作れるかさましレシピです。骨の部分はちくわで作るため、骨取りいらずで食べやすく、子どもも大喜びするでしょう。
材料費300円以下で作れる、スーパーなどで買える市販のロールケーキ、シュークリーム、ビスケットを使ったブッシュドノエルケーキレシピです。少ない材料と費用でも、特別感のあるデザートを用意できます。
おせちの定番・伊達巻きの卵を、はんぺんではなく豆腐を使うことでカロリーも費用もカットするレシピです。フードプロセッサーで作ってオーブンで焼くだけの簡単さです。
値が張る栗の甘露煮なしでもバターの風味とおいしく仕上がる、洋風の節約きんとんレシピです。コロンとした見た目がかわいらしく食べやすく、日頃のおやつにもなります。
箸休めにもお正月のおせちにもぴったりで、ポリポリ箸が止まらなくなる大根漬けレシピです。イタリアンぽい仕上がりながら、やみつきになります。
クックパッド広報本部長の小竹貴子さんは、「今回の調査から、昨年から食費が増えたと回答した人が83.9%に上る中でも、年末年始の予算帯はほぼ維持されていることが分かりました。一方で約5人に1人がカニを諦めるなど、『何にお金をかけるか』の選択がより厳しくなっています」とコメントしています。
また「カニ・いくら・数の子といった豪華食材の検索が前年比で減少する中、知りたいレシピとしては『短時間で作れる』『予算を抑えても豪華に見える』が上位に挙がっており、限られた予算の中で満足度を最大化しようとする意識がうかがえます」と述べています。
さらに「鶏むね肉や豆腐、市販品をうまく活用することで、予算を抑えながらも華やかさや特別感を演出できます。物価高でも工夫次第で食卓は楽しくなる。クックパッドはこれからも、そんな知恵が集まり届く場所でありたいと考えています」とコメントしています。
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