大画面に映像を投影できるプロジェクタースクリーン。プロジェクターが投影する映像を明るく鮮明に映すことができ、壁に投影するよりも没入感が格段に上がります。しかし、自立式・壁掛け式など設置タイプがさまざまなうえ、あまり聞きなれないメーカーも多く、どれにすべきか迷いますよね。今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のプロジェクタースクリーン14商品を集め、7個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのプロジェクタースクリーンをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなプロジェクタースクリーンは「手軽に使用できて生活の邪魔にならず、鮮明に映像を投影できるスクリーン」。ぜひ購入の際の参考にしてください。マイベストで全54商品の「プロジェクタースクリーン」ランキングを見る売れ筋の人気プロジェクタースクリーン全54商品を徹底比較!mybestではベストなプロジェクタースクリーンを「手軽に使用できて生活の邪魔にならず、鮮明に映像を投影できるスクリーン」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のプロジェクタースクリーン14商品を集め、以下の7個のポイントで徹底検証しました。検証①:準備・片付けの手軽さ検証②:スクリーンの平坦さ検証③:反射の均一さ検証④:色の正確さ検証⑤:風の影響の受けにくさ検証⑥:持ち運びのしやすさ検証⑦:収納時の邪魔になりにくさおすすめ人気ランキング【1位】手動スクリーン(オーエス)おすすめスコア:4.81(2025/12/11時点)最安価格:98,890円(2025/12/11時点)たわみのない映像を実現!見やすさや使い勝手も文句なしスクリーン専業メーカーオーエスの「手動スクリーン MP-100HM-K1-WF204」は、たわみを調整できる機能があるため、長期的に変わらない映像美を楽しみたい人におすすめ。何度も使用すると、素材が経年劣化してできるたわみも、このスクリーンなら微調整できる点が魅力です。設置方法には工事で壁に固定するタイプを採用しており、簡単に位置の変更や持ち運びはできないものの、使っていないときは巻き上げておけるので圧迫感は少ないといえます。展開時には手動スプリングによって、半自動でスクリーンが巻き上がるので、準備や片付けも簡単。普段は邪魔にならず、映像を見たいときにもすぐに展開可能です。本体の重量が十分にあり、スクリーンにしわがほぼ見られず非常に滑らかな映像を視聴できました。たわみを手動で調整できる機能もついているうえ、エアコンの強にあたる風をあてても、揺れることがなかったので、扇風機やエアコンの風を気にすることなく使用できるでしょう。スクリーン面は滑らかで光を強く反射できており、自然で美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.1でほとんど誤差はなし。プロジェクターの性能を存分に発揮できるといえます。反射のムラも正面と45度での差が、17cd/m2ほどしかなく、肉眼では視認できない程度でした。壁に穴を開ける必要があるので、設置できるかどうかは環境によりますが、画質のよさや準備の簡単さは文句なし。持ち家で壁に穴を開ける選択肢がある人には、最有力候補になるプロジェクタースクリーンといえます。良い点:色が正確に再現されており、綺麗な映像を楽しめるたわみを手動で調整できる機能あり半自動で準備・片付けが簡単気になる点:特になし【2位】プロジェクタースクリーン(トップスター)おすすめスコア:4.72(2025/12/10時点)最安価格:11,700円(2025/12/10時点)コスパ重視ならこれ。半自動で使いやすく手間いらずトップスターの「プロジェクタースクリーン」は、予算を抑えたいけど、準備・片付けは手軽なものを探している人におすすめ。手動スプリング機構搭載ながらも、約1万円と価格も抑えられている点が魅力です。設置方法は吊り下げ式か壁掛け式のどちらかから選択可能。手動スプリング機構が搭載されており、スクリーンの上げ下げが楽にできるので、頻繁に使用する人でもわずらわしさは感じにくいといえます。収納の際勢いよく戻ってしまうこともありますが、手を添えながら戻す一工夫でゆっくりと収納することができますよ。重量は6kgと壁掛け式や吊り下げ式の中では重いものの、その分たわみができにくく安定感がありました。また、エアコンの風を想定した検証では「強」の風量にあたる風を当てても揺れることがなかったので、空調との位置関係をあまり気にしなくてよいというメリットがあります。画質に関する検証では、自然で美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.1ほどでほとんど誤差はなし。プロジェクターの性能を存分に引き出せているといえます。反射のムラも正面と45度での差が、26cd/m2ほどで、角度を変えてもギラつきを感じることなく視聴できました。吊り下げ式・壁掛け式のなかでは比較的重量があるものの、使用するうえで面倒に感じる点が極力取り払われており、ストレスなく毎日使える商品です。良い点:色が正確で、様々な角度から見てもギラツキがない半自動で操作できるため、手間なく視聴できる価格が1万円程度と同商品の中では低価格気になる点:特になし【3位】ラルクシールド フェアII 標準タイプ 標準生地(立川ブラインド工業)おすすめスコア:4.51(2025/12/09時点)最安価格:18,238円(2025/12/09時点)カーテンレールに設置するだけ。場所を取らず操作も簡単立川ブラインド工業の「ラルクシールド フェアII 標準タイプ 標準生地」は、極力スペースを取りたくない人や、インテリアとの相性を気にする人におすすめ。カーテンとスクリーンの役割を1台でこなすだけでなく、正面カバーの種類が豊富で操作方法を自分好みに変えられるのが魅力です。設置方法は、カーテンレールに付属のアタッチメントで取りつけるロールカーテン式です。操作方法は、半自動のプルコード操作やロールカーテンでよく使われているチェーン操作など、使用環境に合わせてカスタマイズが可能。さらに、小さな子どもがいても安心のチャイルドセーフティーも付いているので安心して使用できます。軽い操作感でスクリーンの上げ下げができ、準備や片付けがスムーズ。しかし、軽く生地が薄い分エアコンの風の影響を受けやすいのが難点です。エアコンの風量が「中」以上だと全体がなびいてしまい視聴に集中できなかったので、エアコンの風が当たりやすい位置は避けるといいでしょう。色の誤差の少なさを示す値はΔE:2.2で、やや青みがかるものの、爽やか傾向の自然な色で映像を見ることができました。加えて、反射のムラは正面と45度の差が7cd/m2ほどしかなく、どの角度から見てもギラツキを感じることなく見られるでしょう。価格は約4万円とやや高価なものの、正面カバーや操作方法などがカスタマイズでき、使い勝手やインテリア性も考えられている商品です。良い点:準備・片付けがロールカーテンと同じように手軽にできる色が正確で、均一に反射されるから目が疲れにくい生地巻取り部を覆う正面カバーが種類豊富でインテリアに馴染む気になる点:ロールスクリーンとしては約4万円と高め【4位】三脚付きプロジェクタースクリーン(NAQIER)おすすめスコア:4.48(2025/12/10時点)最安価格:10,680円(2025/12/10時点)軽量+コンパクトで組み立て簡単。アウトドアでも大活躍NAQIERの「三脚付きプロジェクタースクリーン」は、床に三脚を置いて固定する自立式のプロジェクタースクリーン。さらに自立式のなかでは珍しい壁掛け式にも対応しているモデルです。画面の比率は16:9を採用しており、60~90インチまで10インチごとにラインナップが展開されています。様々な場所で使用したいけど持ち運びが楽なものを探している人にぴったり。持ち運びの際は、幅が120cmまでコンパクトになるので車に乗せるときでも気にせず荷台に入れることができますよ。設置方法は、自立式にも壁掛け式にもなりますが、毎回組み立てるのが面倒であれば、壁にかけておくのがおすすめ。本体は4.5kgと軽量で、長さ120cmまでコンパクトに片づけることもできます。組み立て方法は簡単で、1人でも設置可能。スクリーンを壁や天井に常設できない人にもおすすめです。重量は4.5kgと非常に軽量で、片手でも持ち上げられるほど。背面にある4点の支柱でスクリーンを外に張りテンションがかかる構造のため、たわみができにくく風の影響も受けにくいのが特徴です。画質に関する検証では、色の誤差の少なさを表す数値は、ΔE:0.8と良好な数値を記録。自然な色味で快適に視聴できるでしょう。反射のムラに関しても、正面と45度の輝度の差が25cd/m2しかなく、肉眼で見ても違和感がありませんでした。低価格ながら使い勝手がよく画質も十分。キャンプや自宅の庭などに持ち出して使用したい人や、室内で使う場合でも常設するスペースがない人に最もおすすめの商品です。良い点:4.5kgと軽くて、収納時は幅が120cmとコンパクトになったたわみができにくく風の影響も受けにくかった色の誤差が少なく、反射のムラも肉眼で見たときの違和感がほとんなかった気になる点:特になし【5位】プロジェクタースクリーン(サンワサプライ)おすすめスコア:4.4(2025/12/10時点)最安価格:15,000円(2025/12/10時点)画面サイズの調整可能で、風の影響を受けにくいスクリーンサンワサプライの「プロジェクタースクリーン100-PRS019」は、床にスクリーンは置きたくないけど、エアコンの風の影響を受けにくいものがいいという人におすすめ。重量があるため、風でなびくことなく視聴ができる点が魅力です。設置方法は吊り下げ式か壁掛け式のどちらかから選択可能。手動スプリング機構が搭載されているためスクリーンの上げ下げが楽にでき、好みの位置で止められます。ただし、手動スプリングは下に引く力が必要になるため、可能であれば頑丈な壁に釘やネジで固定しておくのがいいでしょう。重量は約10kgと壁掛け式や吊り下げ式のなかでは重いものの、その分たわみができにくく安定感がありました。加えて、エアコンの風を想定した検証では「強」の風量にあたる風を当てても揺れることがなかったので、空調との位置関係をあまり気にしなくてよいというメリットがあります。画質に関する検証では、専門機器で色の誤差の少なさを表す数値を測定したところΔEが2.8という結果に。他の商品に比べると誤差はあり、やや暖色傾向であるものの、そこまで色味が不自然な印象は受けませんでした。反射のムラは正面と45度での差が9cd/m2ほどと小さく、角度によるギラつきを感じることなく視聴できました。類似商品と比べて4kgほど重いため、よりエアコンの風の影響を受けにくい商品を求めている人におすすめです。良い点:半自動で操作できるため準備・片付けが手軽好みの位置で止められるため、視聴シーンに合わせた調整が可能重量があるため、風の影響を受けにくい気になる点:重量が約10kgあるため、頑丈な位置に固定が必要【6位】トップスター プロジェクタースクリーン(トップスター)おすすめスコア:4.38(2025/12/09時点)最安価格:23,800円(2025/12/09時点)色の正確さはトップクラス。やや重量あるが安定感抜群の1台トップスターの「 PJS-100-169」は、屋内屋外問わず使用する人で、プロジェクターの性能を引き出したい人におすすめ。色の正確さはトップクラスで映像の再現性が高いのが魅力です。設置方法は、自立式で屋内屋外ともに安定した地面や床に配置します。足部分をスライドさせてから、ケースを開けて上に引き上げるだけでスクリーンを広げることが可能。また、引き上げの際にはパンタグラフ機構を採用しているため軽い力で好きな位置に調整ができます。重量が12kgと重い部類にはなりますが、エアコンの風を想定した検証では強に当たる風量を当てても影響を受けにくい結果に。強以上を当ててみても比較的ブレが少なかったため、風が当たりやすいキャンプ場でも快適に視聴できるでしょう。画質に関する検証では、色の誤差の少なさを示す値は、ΔE:0.6と限りなく正確な色を再現できており、自然な色で映像を見ることができました。加えて、反射のムラは正面と45度の差が22cd/m2程度で、角度を変えて見てもギラツキをさほど感じなかったため友人と視聴しても快適に視聴することができるでしょう。重量が12kgあるため、持ち運びにはある程度の力が必要になりますが、本体に取っ手が付いており、ケース一体型であるため、持ち運びやすさも考慮されています。キャンプ場でも安定して配置できるので夜のキャンプのお供にも最適です。良い点:色が正確で、自然な色で視聴可能パンタグラフ機構により軽い力で高さ調整可能気になる点:重量が12kgあるため、持ち運びには重さを感じることも【7位】90型ワイドスクリーン(エプソン販売)おすすめスコア:4.35(2025/12/10時点)最安価格:74,030円(2025/12/10時点)自立式では軽量。パンタグラフ搭載で展開が力要らずエプソンの「ELPSC25」は、自立式のプロジェクタースクリーン。画面の比率は16:10を採用しており、60~100インチまで10インチ刻みでサイズが展開されています。スクリーンとケースが一体型になっており、簡単に準備・片付けができます。設置方法は、脚部分をスライドしてケースを開けてスクリーンを引き上げる自立式。パンタグラフ機構が搭載されているため、力要らずでスクリーンを展開できる点が魅力です。本体の重量は10kgと自立式のなかでは持ち運びがしやすいのが特徴。スクリーンにはしわが一切なく非常に滑らかな映像を視聴できました。また、エアコンの強にあたる風量でも、揺れることがなかったので、扇風機やエアコンの風を気にすることなく使用できるでしょう。画質に関する検証では、自然で美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.0でほとんど誤差はなし。プロジェクターの性能を存分に発揮できるといえます。反射のムラは正面と45度の差が32cd/m2で、見る角度によってはギラつきを感じる可能性があります。持ち運び可能な重量で、自立式のなかでは設置の手間が少ない点が魅力。壁や天井にスクリーンを常設する場所がない人におすすめです。良い点:スクリーンとケースが一体になった自立式で、簡単に準備・片付けができたパンタグラフ機構を搭載し、スクリーンの展開に力を必要としないスクリーンにはしわが一切なく、風の影響も受けにくかった気になる点:正面と45度では反射にムラがあり、角度によってはギラつきやすい【8位】遮光ロールスクリーン(ニトリ)おすすめスコア:4.31(2025/12/10時点)最安価格:2,490円(2025/12/10時点)収納の概念がないカーテン一体型。使わない時はインテリアにニトリの「遮光ロールスクリーン」は、カーテンレールに固定するタイプ。サイズは1cm単位でオーダーでき、サイズによって縦横比は変わります。プロジェクタースクリーン専用の商品ではなく、カーテン代わりや部屋の間仕切りなど多用途に使える商品ですが、プロジェクター投影用としても注目されています。スクリーン単体として購入することに抵抗のある人におすすめです。設置方法は、部屋にあるカーテンレールにアタッチメントで取りつけるロールカーテン式です。映画を視聴しないときもカーテンとして使えるので、部屋に馴染んで邪魔に感じにくい点が大きな強みです。カーテンレールにはめ込んで使うため、軽量なのが特徴。その分、重量が足りずにたわんでしまったり、風の影響を受けやすかったりする傾向があります。窓枠に向けてエアコンが配置されていることは少ないものの、サーキュレーターや扇風機などの風が直接当たる場合には注意が必要です。スクリーン面は滑らかで光を強く反射できており、自然かつ美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.6でほとんど誤差はなし。プロジェクターの性能を存分に発揮できるといえます。反射のムラも正面と45度の差が、25cd/m2ほどで、ギラつきは感じませんでした。表面よりも裏面の方が、光が反射しやすい素材だったので、裏面を使用するとよりきれいに映像を楽しめますよ。スクリーン専用ではないものの、インテリアに馴染み、色の再現性が高く操作も快適。手軽さ重視の人に最もおすすめの商品です。良い点:使わないときはカーテン・部屋の間仕切りなど多用途に使える自然かつ美しい発色で映し出せていた正面と45度の反射のムラが少なく、ギラつきが気になりにくかった気になる点:軽量なのでたわんだり、風の影響を受けたりしやすかった【9位】マスク無し掛図スクリーン(オーエス)おすすめスコア:4.31(2025/12/10時点)最安価格:20,000円(2025/12/10時点)圧迫感の少ない1台。メーカーの手厚いサポートも魅力スクリーン専業メーカーオーエスの「マスク無し掛図スクリーン SMH-100HN-WG107」は、展開したままでも目立ちにくく、壁掛け式の中でも圧迫感の少ないものがいい人におすすめ。黒マスクがないため、壁紙に溶け込み主張しないデザインも魅力です。設置方法は、壁掛け式でフックで取り付け可能なため設置工事が不要です。手動で巻き上げる必要があるため、手動スプリング式よりも準備や片付けの手間がかかります。また高い位置に設置していると、上部まで届く位置まで巻き上げないといけないため、面倒に感じる人もいるかもしれません。一方、本体が軽く、手動スプリング式のように下に引っ張る力も加わらないため、なるべく壁に負担がなく設置できます。エアコンの風を想定した検証では、重量が3kgと軽いため、エアコン風量の「強」で揺れてしまい、たわみができて視聴に影響がありました。エアコンやサーキュレーターなどの風が当たる位置は避けて設置しましょう。また、軽さが相まって四隅が内に巻いてしまうため映像の端がやや歪んでしまう部分も。中央部分は大きく歪むことはなく視聴できましたが、気になる人もいるかもしれません。画質に関する検証では、自然な発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の誤差を測定した際には、ΔEが1.8と小さく、色が正確といえます。反射のムラも正面と45度の差が8cd/m2ほどと小さく、大人数で見ても問題ないでしょう。帯部分が黒いものは映像の濃淡を分かりやすくする効果がありますが、掛けっぱなしだと存在感があり、部屋に馴染まないことも。一方、この商品はマスク部分がなく、展開したままでも比較的インテリアに馴染みやすいため片付けが面倒で出しっぱなしにしてしまう人にもおすすめです。また、商品すべてにシリアルナンバーが付与されているため、購入後のサポートを手厚く受けることができますよ。良い点:マスク無しで圧迫感なくインテリアに馴染む商品すべてにシリアルナンバーが入っていて、購入後のサポートが手厚い気になる点:軽量なため風の影響を受けやすい軽さにより四隅が内に巻いてしまうため、隅がやや歪む【10位】プロジェクタースクリーン(シアターハウス)おすすめスコア:4.2(2025/12/10時点)最安価格:21,490円(2025/12/10時点)壁掛け式のなかでも固定位置の調整が自由。画質も良好な1台シアターハウスの「プロジェクタースクリーン」は、壁掛け式のプロジェクタースクリーン。画面の比率は16:9を採用しており、40~150インチまで10インチ刻みでサイズが展開されています。軽量で設置も簡単な商品です。設置方法は壁掛け式で、引っ掛けるところさえあればS字フックやピクチャーレールなどを使い、自由に配置できます。また、引っ掛けるスライドハンガーは動かせる構造になっているため好きな幅に調節可能です。収納方法は、下のバーを巻き上げ最後に左右のテープで固定するタイプで、手動スプリング式と比べると手間がかかります。本体の重量は2.5kgと軽量。軽さに反してスクリーンにはたわみがなく非常に滑らかな映像を視聴できました。しかし、軽量であるが故に風には弱く、エアコン「中」程度の風量でも揺れが顕著でした。映像は光を強く反射できており、自然で美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.9で肉眼で確認できるほどの差はなし。プロジェクターの性能を存分に発揮できるといえます。反射のムラも正面と45度での差が、23cd/m2ほどで、ギラつきは感じませんでした。良い点:壁掛け式だが固定する幅を動かせるため、位置調整の自由度が高い2.5kgの軽さの割には、スクリーンにたわみが見られなかった色を正確さの数値は良好で、自然で美しい発色で映し出せていた気になる点:下のバーを巻き上げ、左右のテープで固定して収納する必要があった軽量なので風の影響を受けやすかった監修者:鴻池賢三(Kenzo Konoike)(オーディオ・ビジュアル評論家)ガイド:原豪士(Goshi Hara)(元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当)※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。大画面に映像を投影できるプロジェクタースクリーン。プロジェクターが投影する映像を明るく鮮明に映すことができ、壁に投影するよりも没入感が格段に上がります。しかし、自立式・壁掛け式など設置タイプがさまざまなうえ、あまり聞きなれないメーカーも多く、どれにすべきか迷いますよね。今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のプロジェクタースクリーン14商品を集め、7個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのプロジェクタースクリーンをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなプロジェクタースクリーンは「手軽に使用できて生活の邪魔にならず、鮮明に映像を投影できるスクリーン」。ぜひ購入の際の参考にしてください。マイベストで全54商品の「プロジェクタースクリーン」ランキングを見る売れ筋の人気プロジェクタースクリーン全54商品を徹底比較!mybestではベストなプロジェクタースクリーンを「手軽に使用できて生活の邪魔にならず、鮮明に映像を投影できるスクリーン」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のプロジェクタースクリーン14商品を集め、以下の7個のポイントで徹底検証しました。検証①:準備・片付けの手軽さ検証②:スクリーンの平坦さ検証③:反射の均一さ検証④:色の正確さ検証⑤:風の影響の受けにくさ検証⑥:持ち運びのしやすさ検証⑦:収納時の邪魔になりにくさおすすめ人気ランキング【1位】手動スクリーン(オーエス)おすすめスコア:4.81(2025/12/11時点)最安価格:98,890円(2025/12/11時点)たわみのない映像を実現!見やすさや使い勝手も文句なしスクリーン専業メーカーオーエスの「手動スクリーン MP-100HM-K1-WF204」は、たわみを調整できる機能があるため、長期的に変わらない映像美を楽しみたい人におすすめ。何度も使用すると、素材が経年劣化してできるたわみも、このスクリーンなら微調整できる点が魅力です。設置方法には工事で壁に固定するタイプを採用しており、簡単に位置の変更や持ち運びはできないものの、使っていないときは巻き上げておけるので圧迫感は少ないといえます。展開時には手動スプリングによって、半自動でスクリーンが巻き上がるので、準備や片付けも簡単。普段は邪魔にならず、映像を見たいときにもすぐに展開可能です。本体の重量が十分にあり、スクリーンにしわがほぼ見られず非常に滑らかな映像を視聴できました。たわみを手動で調整できる機能もついているうえ、エアコンの強にあたる風をあてても、揺れることがなかったので、扇風機やエアコンの風を気にすることなく使用できるでしょう。スクリーン面は滑らかで光を強く反射できており、自然で美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.1でほとんど誤差はなし。プロジェクターの性能を存分に発揮できるといえます。反射のムラも正面と45度での差が、17cd/m2ほどしかなく、肉眼では視認できない程度でした。壁に穴を開ける必要があるので、設置できるかどうかは環境によりますが、画質のよさや準備の簡単さは文句なし。持ち家で壁に穴を開ける選択肢がある人には、最有力候補になるプロジェクタースクリーンといえます。良い点:色が正確に再現されており、綺麗な映像を楽しめるたわみを手動で調整できる機能あり半自動で準備・片付けが簡単気になる点:特になし【2位】プロジェクタースクリーン(トップスター)おすすめスコア:4.72(2025/12/10時点)最安価格:11,700円(2025/12/10時点)コスパ重視ならこれ。半自動で使いやすく手間いらずトップスターの「プロジェクタースクリーン」は、予算を抑えたいけど、準備・片付けは手軽なものを探している人におすすめ。手動スプリング機構搭載ながらも、約1万円と価格も抑えられている点が魅力です。設置方法は吊り下げ式か壁掛け式のどちらかから選択可能。手動スプリング機構が搭載されており、スクリーンの上げ下げが楽にできるので、頻繁に使用する人でもわずらわしさは感じにくいといえます。収納の際勢いよく戻ってしまうこともありますが、手を添えながら戻す一工夫でゆっくりと収納することができますよ。重量は6kgと壁掛け式や吊り下げ式の中では重いものの、その分たわみができにくく安定感がありました。また、エアコンの風を想定した検証では「強」の風量にあたる風を当てても揺れることがなかったので、空調との位置関係をあまり気にしなくてよいというメリットがあります。画質に関する検証では、自然で美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.1ほどでほとんど誤差はなし。プロジェクターの性能を存分に引き出せているといえます。反射のムラも正面と45度での差が、26cd/m2ほどで、角度を変えてもギラつきを感じることなく視聴できました。吊り下げ式・壁掛け式のなかでは比較的重量があるものの、使用するうえで面倒に感じる点が極力取り払われており、ストレスなく毎日使える商品です。良い点:色が正確で、様々な角度から見てもギラツキがない半自動で操作できるため、手間なく視聴できる価格が1万円程度と同商品の中では低価格気になる点:特になし【3位】ラルクシールド フェアII 標準タイプ 標準生地(立川ブラインド工業)おすすめスコア:4.51(2025/12/09時点)最安価格:18,238円(2025/12/09時点)カーテンレールに設置するだけ。場所を取らず操作も簡単立川ブラインド工業の「ラルクシールド フェアII 標準タイプ 標準生地」は、極力スペースを取りたくない人や、インテリアとの相性を気にする人におすすめ。カーテンとスクリーンの役割を1台でこなすだけでなく、正面カバーの種類が豊富で操作方法を自分好みに変えられるのが魅力です。設置方法は、カーテンレールに付属のアタッチメントで取りつけるロールカーテン式です。操作方法は、半自動のプルコード操作やロールカーテンでよく使われているチェーン操作など、使用環境に合わせてカスタマイズが可能。さらに、小さな子どもがいても安心のチャイルドセーフティーも付いているので安心して使用できます。軽い操作感でスクリーンの上げ下げができ、準備や片付けがスムーズ。しかし、軽く生地が薄い分エアコンの風の影響を受けやすいのが難点です。エアコンの風量が「中」以上だと全体がなびいてしまい視聴に集中できなかったので、エアコンの風が当たりやすい位置は避けるといいでしょう。色の誤差の少なさを示す値はΔE:2.2で、やや青みがかるものの、爽やか傾向の自然な色で映像を見ることができました。加えて、反射のムラは正面と45度の差が7cd/m2ほどしかなく、どの角度から見てもギラツキを感じることなく見られるでしょう。価格は約4万円とやや高価なものの、正面カバーや操作方法などがカスタマイズでき、使い勝手やインテリア性も考えられている商品です。良い点:準備・片付けがロールカーテンと同じように手軽にできる色が正確で、均一に反射されるから目が疲れにくい生地巻取り部を覆う正面カバーが種類豊富でインテリアに馴染む気になる点:ロールスクリーンとしては約4万円と高め【4位】三脚付きプロジェクタースクリーン(NAQIER)おすすめスコア:4.48(2025/12/10時点)最安価格:10,680円(2025/12/10時点)軽量+コンパクトで組み立て簡単。アウトドアでも大活躍NAQIERの「三脚付きプロジェクタースクリーン」は、床に三脚を置いて固定する自立式のプロジェクタースクリーン。さらに自立式のなかでは珍しい壁掛け式にも対応しているモデルです。画面の比率は16:9を採用しており、60~90インチまで10インチごとにラインナップが展開されています。様々な場所で使用したいけど持ち運びが楽なものを探している人にぴったり。持ち運びの際は、幅が120cmまでコンパクトになるので車に乗せるときでも気にせず荷台に入れることができますよ。設置方法は、自立式にも壁掛け式にもなりますが、毎回組み立てるのが面倒であれば、壁にかけておくのがおすすめ。本体は4.5kgと軽量で、長さ120cmまでコンパクトに片づけることもできます。組み立て方法は簡単で、1人でも設置可能。スクリーンを壁や天井に常設できない人にもおすすめです。重量は4.5kgと非常に軽量で、片手でも持ち上げられるほど。背面にある4点の支柱でスクリーンを外に張りテンションがかかる構造のため、たわみができにくく風の影響も受けにくいのが特徴です。画質に関する検証では、色の誤差の少なさを表す数値は、ΔE:0.8と良好な数値を記録。自然な色味で快適に視聴できるでしょう。反射のムラに関しても、正面と45度の輝度の差が25cd/m2しかなく、肉眼で見ても違和感がありませんでした。低価格ながら使い勝手がよく画質も十分。キャンプや自宅の庭などに持ち出して使用したい人や、室内で使う場合でも常設するスペースがない人に最もおすすめの商品です。良い点:4.5kgと軽くて、収納時は幅が120cmとコンパクトになったたわみができにくく風の影響も受けにくかった色の誤差が少なく、反射のムラも肉眼で見たときの違和感がほとんなかった気になる点:特になし【5位】プロジェクタースクリーン(サンワサプライ)おすすめスコア:4.4(2025/12/10時点)最安価格:15,000円(2025/12/10時点)画面サイズの調整可能で、風の影響を受けにくいスクリーンサンワサプライの「プロジェクタースクリーン100-PRS019」は、床にスクリーンは置きたくないけど、エアコンの風の影響を受けにくいものがいいという人におすすめ。重量があるため、風でなびくことなく視聴ができる点が魅力です。設置方法は吊り下げ式か壁掛け式のどちらかから選択可能。手動スプリング機構が搭載されているためスクリーンの上げ下げが楽にでき、好みの位置で止められます。ただし、手動スプリングは下に引く力が必要になるため、可能であれば頑丈な壁に釘やネジで固定しておくのがいいでしょう。重量は約10kgと壁掛け式や吊り下げ式のなかでは重いものの、その分たわみができにくく安定感がありました。加えて、エアコンの風を想定した検証では「強」の風量にあたる風を当てても揺れることがなかったので、空調との位置関係をあまり気にしなくてよいというメリットがあります。画質に関する検証では、専門機器で色の誤差の少なさを表す数値を測定したところΔEが2.8という結果に。他の商品に比べると誤差はあり、やや暖色傾向であるものの、そこまで色味が不自然な印象は受けませんでした。反射のムラは正面と45度での差が9cd/m2ほどと小さく、角度によるギラつきを感じることなく視聴できました。類似商品と比べて4kgほど重いため、よりエアコンの風の影響を受けにくい商品を求めている人におすすめです。良い点:半自動で操作できるため準備・片付けが手軽好みの位置で止められるため、視聴シーンに合わせた調整が可能重量があるため、風の影響を受けにくい気になる点:重量が約10kgあるため、頑丈な位置に固定が必要【6位】トップスター プロジェクタースクリーン(トップスター)おすすめスコア:4.38(2025/12/09時点)最安価格:23,800円(2025/12/09時点)色の正確さはトップクラス。やや重量あるが安定感抜群の1台トップスターの「 PJS-100-169」は、屋内屋外問わず使用する人で、プロジェクターの性能を引き出したい人におすすめ。色の正確さはトップクラスで映像の再現性が高いのが魅力です。設置方法は、自立式で屋内屋外ともに安定した地面や床に配置します。足部分をスライドさせてから、ケースを開けて上に引き上げるだけでスクリーンを広げることが可能。また、引き上げの際にはパンタグラフ機構を採用しているため軽い力で好きな位置に調整ができます。重量が12kgと重い部類にはなりますが、エアコンの風を想定した検証では強に当たる風量を当てても影響を受けにくい結果に。強以上を当ててみても比較的ブレが少なかったため、風が当たりやすいキャンプ場でも快適に視聴できるでしょう。画質に関する検証では、色の誤差の少なさを示す値は、ΔE:0.6と限りなく正確な色を再現できており、自然な色で映像を見ることができました。加えて、反射のムラは正面と45度の差が22cd/m2程度で、角度を変えて見てもギラツキをさほど感じなかったため友人と視聴しても快適に視聴することができるでしょう。重量が12kgあるため、持ち運びにはある程度の力が必要になりますが、本体に取っ手が付いており、ケース一体型であるため、持ち運びやすさも考慮されています。キャンプ場でも安定して配置できるので夜のキャンプのお供にも最適です。良い点:色が正確で、自然な色で視聴可能パンタグラフ機構により軽い力で高さ調整可能気になる点:重量が12kgあるため、持ち運びには重さを感じることも【7位】90型ワイドスクリーン(エプソン販売)おすすめスコア:4.35(2025/12/10時点)最安価格:74,030円(2025/12/10時点)自立式では軽量。パンタグラフ搭載で展開が力要らずエプソンの「ELPSC25」は、自立式のプロジェクタースクリーン。画面の比率は16:10を採用しており、60~100インチまで10インチ刻みでサイズが展開されています。スクリーンとケースが一体型になっており、簡単に準備・片付けができます。設置方法は、脚部分をスライドしてケースを開けてスクリーンを引き上げる自立式。パンタグラフ機構が搭載されているため、力要らずでスクリーンを展開できる点が魅力です。本体の重量は10kgと自立式のなかでは持ち運びがしやすいのが特徴。スクリーンにはしわが一切なく非常に滑らかな映像を視聴できました。また、エアコンの強にあたる風量でも、揺れることがなかったので、扇風機やエアコンの風を気にすることなく使用できるでしょう。画質に関する検証では、自然で美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.0でほとんど誤差はなし。プロジェクターの性能を存分に発揮できるといえます。反射のムラは正面と45度の差が32cd/m2で、見る角度によってはギラつきを感じる可能性があります。持ち運び可能な重量で、自立式のなかでは設置の手間が少ない点が魅力。壁や天井にスクリーンを常設する場所がない人におすすめです。良い点:スクリーンとケースが一体になった自立式で、簡単に準備・片付けができたパンタグラフ機構を搭載し、スクリーンの展開に力を必要としないスクリーンにはしわが一切なく、風の影響も受けにくかった気になる点:正面と45度では反射にムラがあり、角度によってはギラつきやすい【8位】遮光ロールスクリーン(ニトリ)おすすめスコア:4.31(2025/12/10時点)最安価格:2,490円(2025/12/10時点)収納の概念がないカーテン一体型。使わない時はインテリアにニトリの「遮光ロールスクリーン」は、カーテンレールに固定するタイプ。サイズは1cm単位でオーダーでき、サイズによって縦横比は変わります。プロジェクタースクリーン専用の商品ではなく、カーテン代わりや部屋の間仕切りなど多用途に使える商品ですが、プロジェクター投影用としても注目されています。スクリーン単体として購入することに抵抗のある人におすすめです。設置方法は、部屋にあるカーテンレールにアタッチメントで取りつけるロールカーテン式です。映画を視聴しないときもカーテンとして使えるので、部屋に馴染んで邪魔に感じにくい点が大きな強みです。カーテンレールにはめ込んで使うため、軽量なのが特徴。その分、重量が足りずにたわんでしまったり、風の影響を受けやすかったりする傾向があります。窓枠に向けてエアコンが配置されていることは少ないものの、サーキュレーターや扇風機などの風が直接当たる場合には注意が必要です。スクリーン面は滑らかで光を強く反射できており、自然かつ美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.6でほとんど誤差はなし。プロジェクターの性能を存分に発揮できるといえます。反射のムラも正面と45度の差が、25cd/m2ほどで、ギラつきは感じませんでした。表面よりも裏面の方が、光が反射しやすい素材だったので、裏面を使用するとよりきれいに映像を楽しめますよ。スクリーン専用ではないものの、インテリアに馴染み、色の再現性が高く操作も快適。手軽さ重視の人に最もおすすめの商品です。良い点:使わないときはカーテン・部屋の間仕切りなど多用途に使える自然かつ美しい発色で映し出せていた正面と45度の反射のムラが少なく、ギラつきが気になりにくかった気になる点:軽量なのでたわんだり、風の影響を受けたりしやすかった【9位】マスク無し掛図スクリーン(オーエス)おすすめスコア:4.31(2025/12/10時点)最安価格:20,000円(2025/12/10時点)圧迫感の少ない1台。メーカーの手厚いサポートも魅力スクリーン専業メーカーオーエスの「マスク無し掛図スクリーン SMH-100HN-WG107」は、展開したままでも目立ちにくく、壁掛け式の中でも圧迫感の少ないものがいい人におすすめ。黒マスクがないため、壁紙に溶け込み主張しないデザインも魅力です。設置方法は、壁掛け式でフックで取り付け可能なため設置工事が不要です。手動で巻き上げる必要があるため、手動スプリング式よりも準備や片付けの手間がかかります。また高い位置に設置していると、上部まで届く位置まで巻き上げないといけないため、面倒に感じる人もいるかもしれません。一方、本体が軽く、手動スプリング式のように下に引っ張る力も加わらないため、なるべく壁に負担がなく設置できます。エアコンの風を想定した検証では、重量が3kgと軽いため、エアコン風量の「強」で揺れてしまい、たわみができて視聴に影響がありました。エアコンやサーキュレーターなどの風が当たる位置は避けて設置しましょう。また、軽さが相まって四隅が内に巻いてしまうため映像の端がやや歪んでしまう部分も。中央部分は大きく歪むことはなく視聴できましたが、気になる人もいるかもしれません。画質に関する検証では、自然な発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の誤差を測定した際には、ΔEが1.8と小さく、色が正確といえます。反射のムラも正面と45度の差が8cd/m2ほどと小さく、大人数で見ても問題ないでしょう。帯部分が黒いものは映像の濃淡を分かりやすくする効果がありますが、掛けっぱなしだと存在感があり、部屋に馴染まないことも。一方、この商品はマスク部分がなく、展開したままでも比較的インテリアに馴染みやすいため片付けが面倒で出しっぱなしにしてしまう人にもおすすめです。また、商品すべてにシリアルナンバーが付与されているため、購入後のサポートを手厚く受けることができますよ。良い点:マスク無しで圧迫感なくインテリアに馴染む商品すべてにシリアルナンバーが入っていて、購入後のサポートが手厚い気になる点:軽量なため風の影響を受けやすい軽さにより四隅が内に巻いてしまうため、隅がやや歪む【10位】プロジェクタースクリーン(シアターハウス)おすすめスコア:4.2(2025/12/10時点)最安価格:21,490円(2025/12/10時点)壁掛け式のなかでも固定位置の調整が自由。画質も良好な1台シアターハウスの「プロジェクタースクリーン」は、壁掛け式のプロジェクタースクリーン。画面の比率は16:9を採用しており、40~150インチまで10インチ刻みでサイズが展開されています。軽量で設置も簡単な商品です。設置方法は壁掛け式で、引っ掛けるところさえあればS字フックやピクチャーレールなどを使い、自由に配置できます。また、引っ掛けるスライドハンガーは動かせる構造になっているため好きな幅に調節可能です。収納方法は、下のバーを巻き上げ最後に左右のテープで固定するタイプで、手動スプリング式と比べると手間がかかります。本体の重量は2.5kgと軽量。軽さに反してスクリーンにはたわみがなく非常に滑らかな映像を視聴できました。しかし、軽量であるが故に風には弱く、エアコン「中」程度の風量でも揺れが顕著でした。映像は光を強く反射できており、自然で美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.9で肉眼で確認できるほどの差はなし。プロジェクターの性能を存分に発揮できるといえます。反射のムラも正面と45度での差が、23cd/m2ほどで、ギラつきは感じませんでした。良い点:壁掛け式だが固定する幅を動かせるため、位置調整の自由度が高い2.5kgの軽さの割には、スクリーンにたわみが見られなかった色を正確さの数値は良好で、自然で美しい発色で映し出せていた気になる点:下のバーを巻き上げ、左右のテープで固定して収納する必要があった軽量なので風の影響を受けやすかった監修者:鴻池賢三(Kenzo Konoike)(オーディオ・ビジュアル評論家)ガイド:原豪士(Goshi Hara)(元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当)※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

【徹底比較】プロジェクタースクリーンのおすすめ人気ランキング

2025/12/11 05:32

大画面に映像を投影できるプロジェクタースクリーン。プロジェクターが投影する映像を明るく鮮明に映すことができ、壁に投影するよりも没入感が格段に上がります。しかし、自立式・壁掛け式など設置タイプがさまざまなうえ、あまり聞きなれないメーカーも多く、どれにすべきか迷いますよね。

今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気のプロジェクタースクリーン14商品を集め、7個のポイントで比較して徹底検証。おすすめのプロジェクタースクリーンをランキング形式でご紹介します。マイベストが定義するベストなプロジェクタースクリーンは「手軽に使用できて生活の邪魔にならず、鮮明に映像を投影できるスクリーン」。ぜひ購入の際の参考にしてください。


マイベストで全54商品の「プロジェクタースクリーン」ランキングを見る

売れ筋の人気プロジェクタースクリーン全54商品を徹底比較!

mybestではベストなプロジェクタースクリーンを「手軽に使用できて生活の邪魔にならず、鮮明に映像を投影できるスクリーン」と定義。ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位のプロジェクタースクリーン14商品を集め、以下の7個のポイントで徹底検証しました。検証①:準備・片付けの手軽さ検証②:スクリーンの平坦さ検証③:反射の均一さ検証④:色の正確さ検証⑤:風の影響の受けにくさ検証⑥:持ち運びのしやすさ検証⑦:収納時の邪魔になりにくさ

おすすめ人気ランキング

【1位】手動スクリーン(オーエス)

おすすめスコア:4.81(2025/12/11時点)

最安価格:98,890円(2025/12/11時点)

たわみのない映像を実現!見やすさや使い勝手も文句なし

スクリーン専業メーカーオーエスの「手動スクリーン MP-100HM-K1-WF204」は、たわみを調整できる機能があるため、長期的に変わらない映像美を楽しみたい人におすすめ。何度も使用すると、素材が経年劣化してできるたわみも、このスクリーンなら微調整できる点が魅力です。設置方法には工事で壁に固定するタイプを採用しており、簡単に位置の変更や持ち運びはできないものの、使っていないときは巻き上げておけるので圧迫感は少ないといえます。展開時には手動スプリングによって、半自動でスクリーンが巻き上がるので、準備や片付けも簡単。普段は邪魔にならず、映像を見たいときにもすぐに展開可能です。本体の重量が十分にあり、スクリーンにしわがほぼ見られず非常に滑らかな映像を視聴できました。たわみを手動で調整できる機能もついているうえ、エアコンの強にあたる風をあてても、揺れることがなかったので、扇風機やエアコンの風を気にすることなく使用できるでしょう。スクリーン面は滑らかで光を強く反射できており、自然で美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.1でほとんど誤差はなし。プロジェクターの性能を存分に発揮できるといえます。反射のムラも正面と45度での差が、17cd/m2ほどしかなく、肉眼では視認できない程度でした。壁に穴を開ける必要があるので、設置できるかどうかは環境によりますが、画質のよさや準備の簡単さは文句なし。持ち家で壁に穴を開ける選択肢がある人には、最有力候補になるプロジェクタースクリーンといえます。


良い点:
  • 色が正確に再現されており、綺麗な映像を楽しめる
  • たわみを手動で調整できる機能あり
  • 半自動で準備・片付けが簡単
気になる点:
  • 特になし

【2位】プロジェクタースクリーン(トップスター)

おすすめスコア:4.72(2025/12/10時点)

最安価格:11,700円(2025/12/10時点)

コスパ重視ならこれ。半自動で使いやすく手間いらず

トップスターの「プロジェクタースクリーン」は、予算を抑えたいけど、準備・片付けは手軽なものを探している人におすすめ。手動スプリング機構搭載ながらも、約1万円と価格も抑えられている点が魅力です。設置方法は吊り下げ式か壁掛け式のどちらかから選択可能。手動スプリング機構が搭載されており、スクリーンの上げ下げが楽にできるので、頻繁に使用する人でもわずらわしさは感じにくいといえます。収納の際勢いよく戻ってしまうこともありますが、手を添えながら戻す一工夫でゆっくりと収納することができますよ。重量は6kgと壁掛け式や吊り下げ式の中では重いものの、その分たわみができにくく安定感がありました。また、エアコンの風を想定した検証では「強」の風量にあたる風を当てても揺れることがなかったので、空調との位置関係をあまり気にしなくてよいというメリットがあります。画質に関する検証では、自然で美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.1ほどでほとんど誤差はなし。プロジェクターの性能を存分に引き出せているといえます。反射のムラも正面と45度での差が、26cd/m2ほどで、角度を変えてもギラつきを感じることなく視聴できました。吊り下げ式・壁掛け式のなかでは比較的重量があるものの、使用するうえで面倒に感じる点が極力取り払われており、ストレスなく毎日使える商品です。


良い点:
  • 色が正確で、様々な角度から見てもギラツキがない
  • 半自動で操作できるため、手間なく視聴できる
  • 価格が1万円程度と同商品の中では低価格
気になる点:
  • 特になし

【3位】ラルクシールド フェアII 標準タイプ 標準生地(立川ブラインド工業)

おすすめスコア:4.51(2025/12/09時点)

最安価格:18,238円(2025/12/09時点)

カーテンレールに設置するだけ。場所を取らず操作も簡単

立川ブラインド工業の「ラルクシールド フェアII 標準タイプ 標準生地」は、極力スペースを取りたくない人や、インテリアとの相性を気にする人におすすめ。カーテンとスクリーンの役割を1台でこなすだけでなく、正面カバーの種類が豊富で操作方法を自分好みに変えられるのが魅力です。設置方法は、カーテンレールに付属のアタッチメントで取りつけるロールカーテン式です。操作方法は、半自動のプルコード操作やロールカーテンでよく使われているチェーン操作など、使用環境に合わせてカスタマイズが可能。さらに、小さな子どもがいても安心のチャイルドセーフティーも付いているので安心して使用できます。軽い操作感でスクリーンの上げ下げができ、準備や片付けがスムーズ。しかし、軽く生地が薄い分エアコンの風の影響を受けやすいのが難点です。エアコンの風量が「中」以上だと全体がなびいてしまい視聴に集中できなかったので、エアコンの風が当たりやすい位置は避けるといいでしょう。色の誤差の少なさを示す値はΔE:2.2で、やや青みがかるものの、爽やか傾向の自然な色で映像を見ることができました。加えて、反射のムラは正面と45度の差が7cd/m2ほどしかなく、どの角度から見てもギラツキを感じることなく見られるでしょう。価格は約4万円とやや高価なものの、正面カバーや操作方法などがカスタマイズでき、使い勝手やインテリア性も考えられている商品です。


良い点:
  • 準備・片付けがロールカーテンと同じように手軽にできる
  • 色が正確で、均一に反射されるから目が疲れにくい
  • 生地巻取り部を覆う正面カバーが種類豊富でインテリアに馴染む
気になる点:
  • ロールスクリーンとしては約4万円と高め

【4位】三脚付きプロジェクタースクリーン(NAQIER)

おすすめスコア:4.48(2025/12/10時点)

最安価格:10,680円(2025/12/10時点)

軽量+コンパクトで組み立て簡単。アウトドアでも大活躍

NAQIERの「三脚付きプロジェクタースクリーン」は、床に三脚を置いて固定する自立式のプロジェクタースクリーン。さらに自立式のなかでは珍しい壁掛け式にも対応しているモデルです。画面の比率は16:9を採用しており、60~90インチまで10インチごとにラインナップが展開されています。様々な場所で使用したいけど持ち運びが楽なものを探している人にぴったり。持ち運びの際は、幅が120cmまでコンパクトになるので車に乗せるときでも気にせず荷台に入れることができますよ。設置方法は、自立式にも壁掛け式にもなりますが、毎回組み立てるのが面倒であれば、壁にかけておくのがおすすめ。本体は4.5kgと軽量で、長さ120cmまでコンパクトに片づけることもできます。組み立て方法は簡単で、1人でも設置可能。スクリーンを壁や天井に常設できない人にもおすすめです。重量は4.5kgと非常に軽量で、片手でも持ち上げられるほど。背面にある4点の支柱でスクリーンを外に張りテンションがかかる構造のため、たわみができにくく風の影響も受けにくいのが特徴です。画質に関する検証では、色の誤差の少なさを表す数値は、ΔE:0.8と良好な数値を記録。自然な色味で快適に視聴できるでしょう。反射のムラに関しても、正面と45度の輝度の差が25cd/m2しかなく、肉眼で見ても違和感がありませんでした。低価格ながら使い勝手がよく画質も十分。キャンプや自宅の庭などに持ち出して使用したい人や、室内で使う場合でも常設するスペースがない人に最もおすすめの商品です。


良い点:
  • 4.5kgと軽くて、収納時は幅が120cmとコンパクトになった
  • たわみができにくく風の影響も受けにくかった
  • 色の誤差が少なく、反射のムラも肉眼で見たときの違和感がほとんなかった
気になる点:
  • 特になし

【5位】プロジェクタースクリーン(サンワサプライ)

おすすめスコア:4.4(2025/12/10時点)

最安価格:15,000円(2025/12/10時点)

画面サイズの調整可能で、風の影響を受けにくいスクリーン

サンワサプライの「プロジェクタースクリーン100-PRS019」は、床にスクリーンは置きたくないけど、エアコンの風の影響を受けにくいものがいいという人におすすめ。重量があるため、風でなびくことなく視聴ができる点が魅力です。設置方法は吊り下げ式か壁掛け式のどちらかから選択可能。手動スプリング機構が搭載されているためスクリーンの上げ下げが楽にでき、好みの位置で止められます。ただし、手動スプリングは下に引く力が必要になるため、可能であれば頑丈な壁に釘やネジで固定しておくのがいいでしょう。重量は約10kgと壁掛け式や吊り下げ式のなかでは重いものの、その分たわみができにくく安定感がありました。加えて、エアコンの風を想定した検証では「強」の風量にあたる風を当てても揺れることがなかったので、空調との位置関係をあまり気にしなくてよいというメリットがあります。画質に関する検証では、専門機器で色の誤差の少なさを表す数値を測定したところΔEが2.8という結果に。他の商品に比べると誤差はあり、やや暖色傾向であるものの、そこまで色味が不自然な印象は受けませんでした。反射のムラは正面と45度での差が9cd/m2ほどと小さく、角度によるギラつきを感じることなく視聴できました。類似商品と比べて4kgほど重いため、よりエアコンの風の影響を受けにくい商品を求めている人におすすめです。


良い点:
  • 半自動で操作できるため準備・片付けが手軽
  • 好みの位置で止められるため、視聴シーンに合わせた調整が可能
  • 重量があるため、風の影響を受けにくい
気になる点:
  • 重量が約10kgあるため、頑丈な位置に固定が必要

【6位】トップスター プロジェクタースクリーン(トップスター)

おすすめスコア:4.38(2025/12/09時点)

最安価格:23,800円(2025/12/09時点)

色の正確さはトップクラス。やや重量あるが安定感抜群の1台

トップスターの「 PJS-100-169」は、屋内屋外問わず使用する人で、プロジェクターの性能を引き出したい人におすすめ。色の正確さはトップクラスで映像の再現性が高いのが魅力です。設置方法は、自立式で屋内屋外ともに安定した地面や床に配置します。足部分をスライドさせてから、ケースを開けて上に引き上げるだけでスクリーンを広げることが可能。また、引き上げの際にはパンタグラフ機構を採用しているため軽い力で好きな位置に調整ができます。重量が12kgと重い部類にはなりますが、エアコンの風を想定した検証では強に当たる風量を当てても影響を受けにくい結果に。強以上を当ててみても比較的ブレが少なかったため、風が当たりやすいキャンプ場でも快適に視聴できるでしょう。画質に関する検証では、色の誤差の少なさを示す値は、ΔE:0.6と限りなく正確な色を再現できており、自然な色で映像を見ることができました。加えて、反射のムラは正面と45度の差が22cd/m2程度で、角度を変えて見てもギラツキをさほど感じなかったため友人と視聴しても快適に視聴することができるでしょう。重量が12kgあるため、持ち運びにはある程度の力が必要になりますが、本体に取っ手が付いており、ケース一体型であるため、持ち運びやすさも考慮されています。キャンプ場でも安定して配置できるので夜のキャンプのお供にも最適です。


良い点:
  • 色が正確で、自然な色で視聴可能
  • パンタグラフ機構により軽い力で高さ調整可能
気になる点:
  • 重量が12kgあるため、持ち運びには重さを感じることも

【7位】90型ワイドスクリーン(エプソン販売)

おすすめスコア:4.35(2025/12/10時点)

最安価格:74,030円(2025/12/10時点)

自立式では軽量。パンタグラフ搭載で展開が力要らず

エプソンの「ELPSC25」は、自立式のプロジェクタースクリーン。画面の比率は16:10を採用しており、60~100インチまで10インチ刻みでサイズが展開されています。スクリーンとケースが一体型になっており、簡単に準備・片付けができます。設置方法は、脚部分をスライドしてケースを開けてスクリーンを引き上げる自立式。パンタグラフ機構が搭載されているため、力要らずでスクリーンを展開できる点が魅力です。本体の重量は10kgと自立式のなかでは持ち運びがしやすいのが特徴。スクリーンにはしわが一切なく非常に滑らかな映像を視聴できました。また、エアコンの強にあたる風量でも、揺れることがなかったので、扇風機やエアコンの風を気にすることなく使用できるでしょう。画質に関する検証では、自然で美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.0でほとんど誤差はなし。プロジェクターの性能を存分に発揮できるといえます。反射のムラは正面と45度の差が32cd/m2で、見る角度によってはギラつきを感じる可能性があります。持ち運び可能な重量で、自立式のなかでは設置の手間が少ない点が魅力。壁や天井にスクリーンを常設する場所がない人におすすめです。


良い点:
  • スクリーンとケースが一体になった自立式で、簡単に準備・片付けができた
  • パンタグラフ機構を搭載し、スクリーンの展開に力を必要としない
  • スクリーンにはしわが一切なく、風の影響も受けにくかった
気になる点:
  • 正面と45度では反射にムラがあり、角度によってはギラつきやすい

【8位】遮光ロールスクリーン(ニトリ)

おすすめスコア:4.31(2025/12/10時点)

最安価格:2,490円(2025/12/10時点)

収納の概念がないカーテン一体型。使わない時はインテリアに

ニトリの「遮光ロールスクリーン」は、カーテンレールに固定するタイプ。サイズは1cm単位でオーダーでき、サイズによって縦横比は変わります。プロジェクタースクリーン専用の商品ではなく、カーテン代わりや部屋の間仕切りなど多用途に使える商品ですが、プロジェクター投影用としても注目されています。スクリーン単体として購入することに抵抗のある人におすすめです。設置方法は、部屋にあるカーテンレールにアタッチメントで取りつけるロールカーテン式です。映画を視聴しないときもカーテンとして使えるので、部屋に馴染んで邪魔に感じにくい点が大きな強みです。カーテンレールにはめ込んで使うため、軽量なのが特徴。その分、重量が足りずにたわんでしまったり、風の影響を受けやすかったりする傾向があります。窓枠に向けてエアコンが配置されていることは少ないものの、サーキュレーターや扇風機などの風が直接当たる場合には注意が必要です。スクリーン面は滑らかで光を強く反射できており、自然かつ美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.6でほとんど誤差はなし。プロジェクターの性能を存分に発揮できるといえます。反射のムラも正面と45度の差が、25cd/m2ほどで、ギラつきは感じませんでした。表面よりも裏面の方が、光が反射しやすい素材だったので、裏面を使用するとよりきれいに映像を楽しめますよ。スクリーン専用ではないものの、インテリアに馴染み、色の再現性が高く操作も快適。手軽さ重視の人に最もおすすめの商品です。


良い点:
  • 使わないときはカーテン・部屋の間仕切りなど多用途に使える
  • 自然かつ美しい発色で映し出せていた
  • 正面と45度の反射のムラが少なく、ギラつきが気になりにくかった
気になる点:
  • 軽量なのでたわんだり、風の影響を受けたりしやすかった

【9位】マスク無し掛図スクリーン(オーエス)

おすすめスコア:4.31(2025/12/10時点)

最安価格:20,000円(2025/12/10時点)

圧迫感の少ない1台。メーカーの手厚いサポートも魅力

スクリーン専業メーカーオーエスの「マスク無し掛図スクリーン SMH-100HN-WG107」は、展開したままでも目立ちにくく、壁掛け式の中でも圧迫感の少ないものがいい人におすすめ。黒マスクがないため、壁紙に溶け込み主張しないデザインも魅力です。設置方法は、壁掛け式でフックで取り付け可能なため設置工事が不要です。手動で巻き上げる必要があるため、手動スプリング式よりも準備や片付けの手間がかかります。また高い位置に設置していると、上部まで届く位置まで巻き上げないといけないため、面倒に感じる人もいるかもしれません。一方、本体が軽く、手動スプリング式のように下に引っ張る力も加わらないため、なるべく壁に負担がなく設置できます。エアコンの風を想定した検証では、重量が3kgと軽いため、エアコン風量の「強」で揺れてしまい、たわみができて視聴に影響がありました。エアコンやサーキュレーターなどの風が当たる位置は避けて設置しましょう。また、軽さが相まって四隅が内に巻いてしまうため映像の端がやや歪んでしまう部分も。中央部分は大きく歪むことはなく視聴できましたが、気になる人もいるかもしれません。画質に関する検証では、自然な発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の誤差を測定した際には、ΔEが1.8と小さく、色が正確といえます。反射のムラも正面と45度の差が8cd/m2ほどと小さく、大人数で見ても問題ないでしょう。帯部分が黒いものは映像の濃淡を分かりやすくする効果がありますが、掛けっぱなしだと存在感があり、部屋に馴染まないことも。一方、この商品はマスク部分がなく、展開したままでも比較的インテリアに馴染みやすいため片付けが面倒で出しっぱなしにしてしまう人にもおすすめです。また、商品すべてにシリアルナンバーが付与されているため、購入後のサポートを手厚く受けることができますよ。


良い点:
  • マスク無しで圧迫感なくインテリアに馴染む
  • 商品すべてにシリアルナンバーが入っていて、購入後のサポートが手厚い
気になる点:
  • 軽量なため風の影響を受けやすい
  • 軽さにより四隅が内に巻いてしまうため、隅がやや歪む

【10位】プロジェクタースクリーン(シアターハウス)

おすすめスコア:4.2(2025/12/10時点)

最安価格:21,490円(2025/12/10時点)

壁掛け式のなかでも固定位置の調整が自由。画質も良好な1台

シアターハウスの「プロジェクタースクリーン」は、壁掛け式のプロジェクタースクリーン。画面の比率は16:9を採用しており、40~150インチまで10インチ刻みでサイズが展開されています。軽量で設置も簡単な商品です。設置方法は壁掛け式で、引っ掛けるところさえあればS字フックやピクチャーレールなどを使い、自由に配置できます。また、引っ掛けるスライドハンガーは動かせる構造になっているため好きな幅に調節可能です。収納方法は、下のバーを巻き上げ最後に左右のテープで固定するタイプで、手動スプリング式と比べると手間がかかります。本体の重量は2.5kgと軽量。軽さに反してスクリーンにはたわみがなく非常に滑らかな映像を視聴できました。しかし、軽量であるが故に風には弱く、エアコン「中」程度の風量でも揺れが顕著でした。映像は光を強く反射できており、自然で美しい発色で映し出せていると感じました。実際に専門機器で色の正確さを測定した際には、ΔEが1.9で肉眼で確認できるほどの差はなし。プロジェクターの性能を存分に発揮できるといえます。反射のムラも正面と45度での差が、23cd/m2ほどで、ギラつきは感じませんでした。


良い点:
  • 壁掛け式だが固定する幅を動かせるため、位置調整の自由度が高い
  • 2.5kgの軽さの割には、スクリーンにたわみが見られなかった
  • 色を正確さの数値は良好で、自然で美しい発色で映し出せていた
気になる点:
  • 下のバーを巻き上げ、左右のテープで固定して収納する必要があった
  • 軽量なので風の影響を受けやすかった

監修者:鴻池賢三(Kenzo Konoike)(オーディオ・ビジュアル評論家)

ガイド:原豪士(Goshi Hara)(元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当)


※ 監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。

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